苔の里

小松市の山間部、粟津温泉に近い日用町(ひよまち)は天然の苔庭と杉林に囲まれた古民家が点在する郷で「農村景観百選」に選ばれた所です、現在は7世帯が生活をされています、代々林業の盛んな所で日用町の杉は日用杉として県内を代表する杉の品種で、産地としても有名です。
案内して下さった係りの方の説明では、地元の日用苔の里整備推進協議会が「苔の里」を管理しているそうです、しかし地元のだけでは出来ない環境保全や古民家の再生は叡智の杜と云うプロジェクトを立ち上げて地域再生を図っているそうです。

苔の里は現在も住んでおられる古民家の庭園やお隣の日用神社の境内を含めた苔の庭園です。

苔の中からブナかクヌギの小さな芽が出ています。
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この季節は北陸に似合わず良いお天気が続いて、例年より雨量が少なくなっています、梅雨時に訪れればもっと美しい緑色の苔が見られたと思いました。
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山野草のヤブレガサが石積みの間から大きな傘のような葉を広げています。
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古民家の裏庭の庭園を一面に蔽っている苔の上に、杉の木陰から漏れる陽の光が美しいシルエットを映し出しています。
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居住地域は杉林の中にあり古民家は杉林の中にはめ込まれた様に杉林と一体化しています。
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土蔵の土壁を特産の日用杉の樹皮が風雨や雪から守っています、かなり年数が経っているようですが経年による腐食も少ない自然素材を利用した生活の知恵でしょう。
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庭園の中の築山は苔の庭園として作庭されたようです。
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この苔の里には大凡24種類の苔が植わっているそうす、案内していただいた係りの方に苔の種類をお聞きしたのですが、スギゴケとカモジゴケは覚えていますがその他の苔の名前は思いだせません、いくつかの苔を映してきました、手で触れると苔と云うよりニットのようなフワフワした心地よい感触でした、乾燥している時の状態ですからひとたび雨が降ったら信じられないほどの変化をすると思います。
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庭園のあちらこちらで苔を培養をしていました、こうして培養した苔を庭園に植えて管理しているようです。
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道路を挟んだ反対側の日用神社の入り口です。
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参道の両側にも苔が生えています。
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日用川が神社の横を流れています、今日はさらさらと少ない水が流れていますが大雨が降ると氾濫する事があるようです。
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神社も杉林に囲まれて陽の光が遮られて薄暗い雰囲気で苔には最適な環境を造り出しています。
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神社の隣の民家の庭の杉は高さが30m以上あるようです。
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苔の間に色々な山野草が苔と共生しています、ササユリが丁度見頃に咲いていました。
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今年の花は終わっていますが、イワウチワのつややかな緑色の葉がとても奇麗でした。
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ギボウシが杉の下の涼しげな環境で大きな葉を広げています。
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朽ちた杉の切り株にこぼれた杉の種が発芽していました、子孫の継承の営みでしょうか。
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杉の根もとを苔が包み込む様に生えていました。
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杉林に囲まれた古民家の庭園に緑の絨毯を挽いたよう苔の美しさに魅せられました。
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美しい苔の絨毯ですがちょっと手を抜くと雑草の種が飛んできてたちまち雑草に占領されてしまうそうです、小さな雑草を一本づつ引き抜いて苔を守るのは住民の方の弛まぬ努力があるようです、
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こちらのお宅でも杉の樹皮を利用して土壁を保護していますが、経年による腐食が見られません。
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帰りに小川のシダの葉にトンボが停まっていました、トンボの種類は分かりませんが最近久し振りにトンボを見たような気がしました。
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私は10数年前の「叡智の杜ー苔の里」になる前の「苔の園」と呼ばれていた時代に一度見学した事があります、かなり前の事ではっきりとした記憶がないんですが周辺の道路が整備されて昔の面影がないように思いました。

協力金として¥500を払いました、日用杉の林と古民家、苔の庭園のコラボレーションがとてもきれいで満足しました、苔が一番美しい姿になる梅雨の晴れ間にもう一度訪れたいと思っています。

最後までご覧頂いて有難うございます。




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この記事へのコメント

2015年06月02日 09:03
北陸の苔寺としてデビュー出来そうですね。
北陸新幹線でそちらの方も賑やかになった事でしょう。
苔の管理、適度な湿度が思い浮かぶのですが難しい育成管理でこのような環境が保たれているのでしょう。
ササユリと苔の組み合わせなど素敵だったでしょう。
京都の苔寺を一度拝観した事が有りますが素敵な景色を今でも忘れることが出来ません。
2015年06月02日 17:51
信徳様へ
京都の苔寺には未だ行った事がありませんが歴史ある京都の苔寺ですからさぞかし見事な苔庭でしょうね。
北陸は本来湿度の高い地方ですが、最近は雨が少なく関東並みの乾燥した気候が続いています、小松の日用町は湿度の高い北陸にあってさらに杉木立が適度に陽光を遮ってくれるので苔の生育には最適なところですが、このところの乾燥した気候の為に苔がしぼんでしまって色も本来のモスグリーンでは無く黄緑色になっています、梅雨時に行くべきだったと行ってから後悔しました、今度梅雨の晴れ間に行って綺麗なモスグリーンを見てきたいと思っています。
2015年06月04日 10:01
恥ずかしながら、苔の里のことは全く知りませんでした。
杉木立に苔が広がる景色は素晴らしいものがありますねえ
たしかに、これだけの苔を管理するのは大変だと思います。地元の方の努力が覗われます。
機会が在ったらぜひ訪れて観ます^^V
2015年06月04日 21:47
さすが北陸のしっとりした庭ですね、金沢にいた時、一般のお宅の庭も苔の庭が多かったことを思い出しました、乾燥した信州で苔を育てることは大変だと思いました。秋にこの苔に紅葉の葉が落ちたら自然のアートになるでしょうね
2015年06月05日 07:36
つとつと様へ
おはようございます、苔の里は以前地元の方々が「苔の園」として一般に開放していましたが、諸般の事情で閉園になった時代があります、私も10数年前に苔の園時代に行った事がありました、その後「叡智の杜」一般社団法人として環境の保護と古民家再生の運動の一環として苔の里を管理運営をしているようです。
先般の第66回全国植樹祭に天皇陛下が御手植えになった杉の苗は日用杉の苗だと云う事です。
苔は湿度を好む植物です、これから梅雨時には綺麗なグリーンの絨毯を見せてくれると思いますので観賞してください。
2015年06月05日 07:48
幸村様へ
おはようございます、そうですね北陸の高温多湿は苔を育てるのには最適です、ところが最近の気候は北陸と関東の気候が入れ違った如くに関東より雨量が少ないようです、最近若い女性の間でサボテンを育てるように苔を小さなカップや植木鉢で育てている人がいるようです、苔の里の売店でお土産に販売していました。
今回苔の里に行ってから気が付いたのですが乾燥注意報が出ている様な時は苔もしぼんで綺麗なグリーン色が見られませんでした、今度梅雨晴れ間にでも行って来たいと思っています。