炎と太鼓の祭典=横江の虫送り

加賀平野のほぼ中心に位置する白山市横江地区は、水田が広がって昔から米作りの盛んな地域です、ここ横江で毎年行われる「横江の虫送り」は300年以上の歴史を持っており、白山市の無形民俗文化財に指定されています。
虫送りの行事は全国的に行われている伝統的な行事ですが、内容は地方によって様々ですが、多くは害虫を駆除して豊作を祈願する目的になっているようです。
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横江地区の虫送りの行事は毎年7月第三日曜日に行われます、今年は18日に行われました。
日没と同時に子供連れの周辺の人達が集まって、手にカンテラを持って農道を歩きます、周辺の町会では子供たちが伝統行事に参加することによって地域の歴史に触れて、地域に愛着を持ってもらおうと子供会単位で参加させています。
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カンテラを持った子供たちに青年団の太鼓も加わって、暗闇の農道は松明の灯りが揺らめく中に太鼓の音が響いて賑やかな行列が長く続いていました。
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太鼓を打ち鳴らす若衆が、地域の鎮守の宇佐八幡神社の前に造られた「虫送」の火縄の下に集まり、太鼓の競演が繰り広げられると、「虫送」の火縄に火がつけられて太鼓を打つ若衆が熱狂して太鼓を打ち鳴らしクライマックスを迎える。
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火縄に火がついて「虫送」の文字が照らし出されると、太鼓を打ち鳴らしていた若衆が太鼓を担いで宇佐八幡神社の境内に雪崩打ったように駆けこみます、神社の前の焚き火を囲んで再び太鼓の競演が始まります。
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焚き火を囲んで十数張りの太鼓が若衆によって熱狂的に打ち鳴らされて、神社前は太鼓の音がクライマックスを迎える、合図の笛の音が「ピー」と鳴り響いて太鼓の音が止み、虫送りの行事は終盤を迎えました。
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例年通り神社の境内では子供相撲の土俵の準備がされていました、虫送りの最後は子供相撲がもようされます。
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恒例によって毎年行われる虫送りですが、現在では害虫駆除の農薬の復旧によってほとんどの害虫が駆除されています、農薬がなかった昔は稲の成長にとって一番大切なこの時期に、闇夜に松明をともして虫を集めて火で駆除したことが虫送りの起源になったようです。

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