黒四発電所

3月1日は富山県の渓流釣りの解禁日です、富山の釣り友達の情報で毎年黒部川に釣りに行っています。

今年はいつもの年と比べて放流が少なく、何人か竿を並べて釣っていますがどなたも釣れる様子がありませんでした、

解禁の様子をブログでアップしようと思っていましたがそんな事で記事になりませんでした、

そこで以前に関西電力公募の見学会で行った黒四発電所の様子を記事にしてみました。


宇奈月温泉より黒部峡谷鉄道のトロッコ電車に乗って終点の欅平(けやきだいら)につきます、一般の乗客はここで下車しますが

関西電力さんの公募で工事用に作った黒部ルートの見学をさせていただきました、一般のトロッコ電車の終点の奥に竪坑があります、

この竪坑をエレベーターに乗って海抜600mから800mまで200m上がります。




200m上がったところが上部軌道の出発点です、この上部軌道は岩盤をくり抜いて作られた工事用の軌道です。



上部軌道の阿曽原(あそはら)~仙人ダムの間は吉村昭の長編ノンフイクション小説の「高熱隧道」で紹介されて有名になった高熱のトンネルを
通ります、エンジン気動車では燃料が発火する危険があるので途中からバッテリー電気機関車がアルミナ製の耐熱車両を牽引します。
この高熱隧道は建設当時、最高温度が166℃に達してダイナマイトが自然発火して犠牲者が出たということです。



耐熱車両(アルミナ製)は高熱隧道を通過する際に窓が曇るので車内から手動でワイッパーを動かすハンドルがついていました、車内より写した
高熱隧道の側面の壁ですがいたるところに高熱の蒸気が噴射しています、この場所にトンネルを掘った先人の努力に関心します。
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P1130172 posted by (C)gotyan

黒四発電所に到着しましした、この場所は以前のNHKの紅白歌合戦の時に歌手の中島みゆきさんが「プロジェクトXー挑戦者たち」の
主題歌の「地上の星」を生バンドで歌った場所です。





発電所に入って入り口の航空写真でこの場所の解説を聞きましたが黒部の山中の岩盤の奥深くにあることがわかりました。


黒部の山のジオラマを取り囲む円形のテーブルに座って黒四発電所の説明を聞きました。


黒四発電所の心臓部の発電機が並んでいるフロアです、手前が4号機で奥から1号機~4号機の順で並んでいます、
発電機の上のランプは稼働して発電している表示灯です、現在3号機は休止しています、全出力は33万5000kWです。
発電機の縦軸の下には水車があって黒部ダムより地下導水管で引いてきた(落差545m)の水力でベルトン水車を回しています。


発電機の下の軸と水車が結合する軸です、実際は360rpmで回っているのですが静止しているように見えます。


予備のベルトン水車です、直径が3.3m、重量は12トン、バケット数が22個の大きな水車です、この水車が360rpm(1秒間に6回転)で回転します。





水車に6つのノズルより落差545mの水を勢いよく吹き付けて水車を回します。


中央制御室です、無人ですが現在は遠隔で富山市内よりの指令で運転しています。




黒四発電所は地下200mの岩盤の中にあります、発電した電力を外に引き出して高圧鉄塔で関西地区に引いてゆくのですが
地下の発電所から外に出る場所です、以前に下の廊下を歩いていたころにS字狭の対岸に見えたので写真に収めて来ました。

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img047 (2) posted by (C)gotyan
黒四発電所を見学してからインクラインに乗ってさらに上に行きました、黒四発電所の海抜は869mです、ここから
インクラインに乗って海抜1325mmまで移動します、2台の台車が直径56mmのワイヤーで結ばれています、
勾配が34度の軌道上を2台の車両がツルベのように上下します、軌道は単線ですが勾配長の815mの真ん中で上昇台車と
下降台車がすれ違う場所だけが複線になっています。
インクラインを上がったところから黒四ダムまではバスで10km、約40分で着きました。
欅平を10時ころに出発して途中で黒四発電所を見学して黒部ダムに12時50分につきました、私は下の廊下を4回歩いていますが
早朝の5時に黒部ダムを出発して途中の阿曽原小屋に一泊して欅平に翌日の12時ころにつきました、所要時間は15時間ぐらい
かかりました、それに比較して今回の見学ルートは早かったと思いました。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。


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